株式会社大鳥ほけん(代表取締役社長 三沢 猛)は、金融庁が2017年に公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」に基づく方針として、お客さまに最高の満足を提供し、お客さま目線で業務運営を行うことを目的に、2018年7月に「お客さま本位の業務運営方針」を策定しました。
今般、金融庁から「顧客本位の業務運営に関する原則」の改訂版、2021.1.15(別紙Ⅲ)が公表されたことに伴い、更にお客さま目線で考える習慣を根付かせるために、業務運営方針の見直しと、本方針の定着状況を示す対外公表KPIの見直しを行いました。
また、対外公表KPIを含む、業務運営方針の進捗度合いを測る指標に関しては、毎月検証を行い、対外公表KPIの結果に関しては年1回6月に公表する予定です。
当社は、「お客さまの最高の満足の実現」「お客さまの安心と信頼を原点とし、プロフェッショナルサービスをお届けする」「お客さまへの感謝の気持ちを忘れずに地域社会に貢献する」という経営理念のもと、その実現に向けて、全社員が一丸となって日々切磋琢磨しながら業務遂行してまいります。
1.お客さまの最善の利益の追求(金融庁の方針に基づく原則2に対応)
当社は、お客さまに対する感謝の気持ちを忘れずに、絶えずお客さま目線での行動を心掛けます。また、お客さまの声に耳を傾け、丁寧にお客さまの意向を把握して、お客さまに寄り添い、お客さまの幸せを追求してまいります。
その実践のために、全従業員の専門知識の向上と情報共有による知識の統一を図り、特に商品改定等が行われた際は、社内勉強会を実施する等お客さまに正確な情報を提供すべく知識の向上に努めます。
※KPI(1)、(2)、(3)、(4)に該当
2.利益相反の適切な管理(金融庁の方針に基づく原則3に対応)
当社の目指す姿は、お客さまに対するトータルライフサービス及びトータルビジネスサービスであるとの信念のもと、専門的知識の習得を怠らず、お客さまが不利益を被らないよう、最適・最善の提案を心がけてまいります。
その実践のために、当社は商品提供保険会社から販売手数料の支払いを受けておりますが、当社の利益を優先することなくお客さまの利益を最優先に考え、満期更改や契約内容変更等の際には、適宜適切に補償内容や特約の見直しを行う等、お客さまに最適・最善な提案を行うよう徹底してまいります。
※KPI(1)に該当
3.重要な情報の分かりやすい提供(金融庁の方針に基づく原則5に対応)
当社は、お客さまにとって有益な情報を適宜適切に提供することに努めてまいります。その際、専門的な内容の情報提供に関しては、お客さまに分かりやすい平易な表現を用い、お客さまが真にご理解頂いたかを確認しながら丁寧に進めてまいります。
その実践のために、保険金がお支払い出来るケース、お支払い出来ないケース等に関して事例を挙げて説明し、特に重要な内容・わかり難い内容については、ツール等を用いながらお客さまが理解出来るように努めてまいります。
また、公的保険制度の継続的な研修等によりお客さまに最適な保険提案が出来るよう社員教育を徹底すると共に、金利等による変動リスクのある商品・保険期間が長期に亘る商品に関しては、年1回以上、アフターフォローを行ってまいります。
※KPI(1)、(3)、(4)に該当
4.お客さまにふさわしいサービスの提供(金融庁の方針に基づく原則6に対応)
お客さまにとって真にふさわしい、適切なサービスの提供のために、定期的にコンタクトを取りながらコミュニケーションの充実を図り、環境の変化を的確に把握し、最適・最善なサービスの提供に努めてまいります。
その実践のために、お客さまからヒアリングを行い、家庭環境や周辺環境の変化等を把握した上でニード喚起を行い、お客さまの現状や将来に向けた的確な商品の提案を行います。特に高齢者に対しては、丁寧な対応を心掛け、親族の同席の依頼・複数回の面談・複数募集人による面談等により理解を深めてまいります。また、満期更改時だけでなくそれ以外の機会においてもお客さまに有益な情報提供を行うよう努めてまいります。
※KPI(1)、(2)、(3)、(4)に該当
5.従業員に対する適切な動機づけの枠組み等(金融庁の方針に基づく原則7に対応)
事業発展の基礎は“人”であるとの認識のもと、お客さまから信頼を得るべく、専門的知識の習得のための教育制度の充実及び現場力向上のための人材育成を継続して推進してまいります。また、従業員とその家族の愛と夢の実現を目指すべく、従業員のやりがいの醸成に拘り、日常的な対話を怠らず、職場環境や人事制度の充実を図ってまいります。
その実践のために、社員の評価制度に関しては、公平・公正であるように随時見直しを行い、評価結果に関しては社員へのフィードバックを行い、社員の納得感・やりがいの醸成を図ってまいります。また、体系的な教育プログラムを策定し、社員のスキルアップを目的とした研修制度を運営してまいります。
※KPI(4)に該当
6.お客さま満足の追求
当社は、保険会社を始めとする様々な業種とのアライアンスにより、自然災害や交通事故等のリスクのみならず、お客さまが抱える様々なリスクに対するソリューションの支援を行ってまいります。
その実践のため、お客さまの事故が発生した場合は、可能な限り現場に駆け付け、現場対応におけるアドバイスや保険金請求の支援を行います。
※KPI(1)、(2)に該当
7.地域社会への貢献
当社は「この街に、もっと笑顔を増やしたい」という信念のもと、会社及び従業員個々のボランティア活動や地域活動を通じて、地域社会に貢献してまいります。また、2023年6月にスタートした生活支援サービス事業(ベンリー事業)により、保険以外のお客さまの日常のお困りごとの解決に尽力してまいります。
※KPI(5)に該当
■特記事項:金融庁が「顧客本位の業務運営に関する原則」改訂版(2021.1.15)の内、次の原則及びパッケージの商品・サービスを対象とした次の(注)については、弊社の取引形態及び取扱商品の特性に鑑み、取組方針の対象外としております。
- ①原則4
- ②原則5 注2
- ③原則6 注2
2024年4月
株式会社大鳥ほけん
代表取締役社長 三沢 猛
当社は、「お客さま本位の業務運営方針」の定着度合を客観的に評価できるようにするための成果指標(対外公表KPI)として、以下を設定いたしました。
1.ご契約手続きにおけるお客さまアンケート(総合満足度)
弊社の日々の取組・活動が、お客さま本位の業務運営方針に則り、「お客さまの最善の利益の追求」が図られているか、「利益相反の適切な管理」が出来ているか、「重要な情報の分かりやすい提供」が出来ているか、を評価する指標として、損害保険会社が実施しているお客さまアンケートを参考にいたします。
質問事項:
代理店の手続きや日頃の対応の満足度としてあてはまる数字を1つお選びください。
【(10)大変満足している ~ 満足していない(0)までの11段階】
また、四半期毎に送付している独自アンケートにおいて、お客さまからの弊社サービスに対する評価や情報提供の意向について把握して、今後の品質向上に努めてまいります。
2.事故対応における代理店事故対応割合
弊社の強みである、事故対応力が実際に発揮され、お客さまに認識されているかを評価する指標として、損害保険会社が実施しているお客さまアンケートを参考にいたします。
質問事項:
事故のご連絡の後、保険金をお支払いするまでの間の対応について、主な担当者をお選びください。
【保険会社の社員、代理店、その他】
また、四半期毎に送付している独自アンケートにおいて、お客さまからの事故対応に関する意向を把握して、今後の事故対応力強化に努めてまいります。
3.お客さまへの情報提供
契約更新時及びそれ以外の機会において、「お客さまに役立つ有益な情報」及び「お客さまにふさわしいサービスの提供」を目的として、大鳥新聞(イキイキ通信)を年2回発行致します。また、保険に関する各種情報提供を年4回発送すると供に、弊社ホームページにおける社員ブログを毎月更新し、「お知らせ」として、各種情報等を随時掲載してまいります。
また、上記に加え、2023年に開設したLINEの公式アカウントにより毎月1回以上、各種情報を発信してまいります。
4.専門的知識の習得
お客さまに対して、総合的なコンサルティングサービスを提供すべく、日本損害保険協会が実施している損害保険大学課程コンサルティングコース(損害保険トータルプランナー)の認定取得を積極的に行います。
2024年4月現在、取得済み12名となっており、更に取得者を増やすべく、損害保険プランナー(法律・税務)の取得者増を目指します。また、社員の専門知識・周辺知識の習得、商品改定等に伴う情報の共有を目的として、社員教育プログラムを策定し、毎月テーマを決めて社内勉強会を実施致します。
5.社会貢献活動
地域社会への貢献を目的として、各種ボランティア活動及び地域の各種イベントに参加します。また、保険会社と協業の上、社会奉仕活動にも積極的に参画いたします。
上記の成果指標(KPI)については、毎月進捗状況を確認し、年1回(6月)に公表致します。また、「お客さま本位の業務運営方針」に則り、より良い業務運営の実現に向けて、指標の追加・見直しを定期的に行ってまいります。
また、お客さまの満足度やどのような情報提供を望んでおられるか、事故に遭われた時にお客さまがどのような対応を弊社に求めているのかを把握する資料として、4半期毎に送付している独自アンケートの結果を参考にしてまいります。
※ KPIとは、Key Performance Indicatorの略で、企業目標の達成度を評価するための重要業績評価指標のことです。
2024年4月
株式会社大鳥ほけん
代表取締役社長 三沢 猛